日焼けの治療:紫外線対策

日焼けの治療

紫外線(UV)対策の基本は、紫外線(UV)を防ぐことです。つまり、紫外線(UV)予防の3本柱・・・1:日焼け止めクリーム、2:日傘、長袖の服、3:帽子、サングラス・・・を徹底することといっていいでしょう。しかし、それでも日焼けしてしまうことはあります。紫外線(UV)を100パーセント、1日24時間、1年365日防ぐことは不可能に近いからです。したがって、日焼けをしてしまった場合の対策も考えておくことが大切です。そして肌へのダメージを少しでも和らげ、またあとに残さないようにしましょう。

日焼けは、やけどと同じです。やけども軽いものは赤くなり、ひどくなると水泡ができ、さらにもっと深くまで炎症がおよぶと皮膚は白くなって、もはや感覚がなくなってしまいます。
日焼けの場合の治療においてまず大切なことは、少しでも焼きすぎたな、と感じたらそれ以上に紫外線(UV)を受けないようにすることです。そして濡れタオルなどでまず冷やします。

ひどいサンバーンで水泡ができるほどの場合は、医師の診察を受け、その指示のもとで副腎皮質ホルモン軟膏を塗ると、炎症を抑えるのに有効です。ローションなども清涼感があり、日焼けによる灼熱感を和らげるのに役立ちます。また、昔からビタミンCの内服は、色素沈着の予防に有効とされています。ただし、民間療法で、レモンを薄切りにしたり、キュウリを薄切りにして、赤くなった皮膚のうえに貼るパック療法が勧められることがありますが、傷ついてしまった皮膚をさらに刺激してしまうことがあるので、安易に取り組むのは考えものです。