低刺激日焼け止め(サンスクリーン):紫外線対策

低刺激日焼け止め(サンスクリーン)

日焼け止め(サンスクリーン)には、SPFやPAといった表示があります。「SPF」の値は、UV−B(UV−Aと比べると波長が短く、真皮にまでは到達しない紫外線で、紫外線(UV)を浴びた直後に赤くなる「サンバーン」という炎症を引き起こし、しみやそばかすの原因になる紫外線(UV)です))、を何倍防ぐことができるかを数値で示したものです。

SPFが高いほど、紫外線(UV)対策効果が高いのだから、完璧に紫外線(UV)を防御するためには、やはりSPFが高ければ高いほどいい、と考えがちです。

確かに、SPFの値が高いほど、紫外線(UV)防御剤の2大成分である、紫外線(UV)吸収剤と紫外線(UV)散乱剤の含有量が多くなり、もちろんそれによって紫外線(UV)を防ぐ効果としては高くなるのですが、その分肌への刺激も強くなります。したがって、肌の弱い方やお子さんなどは、日焼け止め(サンスクリーン)にかぶれを起こしてしまうことも少なくありません。

ただし、最近では、高純度の原料を厳選して使用し、少ない成分でありながらも紫外線(UV)に対する効果は保持することに成功した、「低刺激性」でかつ「高い紫外線(UV)防御効果」をもつ日焼け止め(サンスクリーン)が出てきています。したがって、肌の弱い方、敏感な方や、お子さんなどには、このような、「効果は高く、かつ刺激の少ない日焼け止め(サンスクリーン)」を選ぶようにしてください。特に「紫外線吸収剤無配合」と記された「ノンケミカルタイプ」で、かつSPFの数値が40〜50と高く、またPA+++といったタイプがお勧めです。