日焼け止め(サンスクリーン)の強さ:紫外線対策

日焼け止め(サンスクリーン)の強さ

市販されている日焼け止め(サンスクリーン)をみると、「PA+」「PA++」「SPF25」「SPF50」という表示があります。

「PA」というのは、波長が長い紫外線(UV)であるUV−Aをどれほど防止できるかを「+」の数で示す目安です。
「PA+」
「PA++」
「PA+++」
というように、3段階で示します。「PA+」は「効果がある」、「PA++」は「かなり効果がある」、そして「PA+++」は「非常に効果がある」を示します。

一方、「SPF25」「SPF50」は、UV−Aと比べると波長が短く、真皮にまでは到達しない紫外線、UV−Bを何倍防ぐことができるかを数値で示したものです。「何倍か」というのは、たとえば「SPF25」とは、何も塗らないときよりも25倍紫外線(UV)の影響を防げるということ、つまり、何も塗らなくて10分で肌が赤くなりがなり始める人が「SPF25」の日焼け止め(サンスクリーン)をつかった場合、10分×25倍=250分 すなわち4時間ちょっとは赤くならずにすむということです。ただしこれにも個人差はあります。

では、「PA+++」で「SPF50」というようにすればいいか、というと、一概にそうとも言えません。肌がもともと敏感な人は、日焼け止め(サンスクリーン)にかぶれてしまうことがあるからです。肌が敏感な人は、低刺激性のできるだけ配合成分が少ないほうがかぶれにくいといえます。
いきなり顔に塗ってしまうのではなく、腕の内側などに少しつけてみて、反応を確かめてから使用するようにしましょう。

肌状態によって変わりますので、皮膚専門医の指導を受けるようにしましょう。